毎年の誕生日に、今までの公的年金の加入記録やそれに応じた年金額が示されている「ねんきん定期便」が日本年金機構から送付されます。この通知で、自分の年金がいくらぐらいになるのか予想してみましょう。あわせて、老後はどのような生活を送りたいのかを考えます。そうすれば、不足する金額が予想できます。この不足額が、個人年金保険で備える額と考えることができます。個人年金には、60歳や65歳など受取り開始年齢を定めて契約し、その年齢から一定期間(10年、15年など)支払われるタイプや生きている限り年金が支払われる終身タイプがあります。早い時期から老後に備えることは良いことですが、その前に子どもの進学や結婚、住宅などの資金も必要になるため、無理のない掛金の範囲で契約し、あわせて貯蓄でも準備しておきましょう。